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ジャックデュラン(Jacques Durand)とは?坂本龍一愛用のPAQUES 506・106から人気モデルまで徹底解説

2026 6/08
コラム
Jacques Durand サングラス 眼鏡
2026年6月8日
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ジャックデュラン(Jacques Durand)とは?坂本龍一愛用のPAQUES 506・106から人気モデルまで徹底解説

「ジャックデュラン(Jacques Durand)」という名前を聞いて、ピンとくる方はアイウェアへの造詣が深い方でしょう。しかし、音楽家・坂本龍一さんが長年愛用していたメガネブランドと聞けば、その名前が一気に身近に感じられるのではないでしょうか。

パリ発のこのブランドは、過剰な装飾を一切排したミニマルなデザインと、イタリアの自社工房で一本一本ハンドメイドされる圧倒的なクオリティで、世界中の目の肥えたファンを魅了し続けています。本コラムでは、ジャックデュランの歴史からブランドを象徴するPAQUES(パック)シリーズの解説、坂本龍一さんとの縁、そして人気モデルの特徴まで、わかりやすくまとめました。買取・売却をお考えの方も、ぜひ参考にしてください。


目次

ジャックデュランとはどんなブランドか

ジャックデュランは、2010年にフランスで創業したアイウェアブランドです。創業者のジャック・デュラン氏は1970年代からアイウェアのデザインに携わり、業界のイロハを知り尽くしたレジェンド的な人物。1978年にはフランスを代表する高級アイウェアブランド「アランミクリ(Alain Mikli)」の立ち上げに参画。その後、世界的プロダクトデザイナーのフィリップ・スタルクとアランミクリがタッグを組んで生み出した「スタルク アイズ(Starck Eyes)」のプロジェクトマネージャーも務めた、まさにフランスアイウェア界のキーパーソンです。

そんな彼が晩年に自らの名を冠してスタートさせたのが「ジャックデュラン」。ブランドコンセプトは一言、「Timeless(タイムレス)」。流行に左右されない、時代を超えて愛される眼鏡作りへの強い意志が込められています。

デザインの特徴は、フラットなフロント構造、ヘアラインが際立つマット仕上げのテクスチャー、そして一切の無駄を省いたミニマリズム。すべてのモデルにブランド特有の空気感が宿りながら、300を超えるラインナップが存在し、カラーバリエーションも多岐にわたります。製造はイタリアにある自社工房で行われており、1本1本がハンドメイドです。

残念ながら創業者のジャック・デュラン氏は2022年4月に逝去。しかし彼が遺した数々のアイウェアは、「Timeless」という言葉どおり、今後も名作であり続けるでしょう。現在はエマ・コンカト(Emma Concato)がクリエイティブディレクターを務め、ブランドの精神を受け継いでいます。


坂本龍一さんが愛用した「PAQUES 506」と「PAQUES 106」

ジャックデュランの知名度を日本国内で一気に高めた最大の要因が、音楽家・坂本龍一さんによる長年の愛用です。坂本さんは40代になって楽譜が読みにくくなったことをきっかけにメガネをかけ始め、様々なフレームを試した末にジャックデュランにたどり着いたといわれています。その後、晩年にいたるまでの約10年間、ほぼ毎日のようにPAQUESを愛用されていました。

PAQUES(パック)とは

「PAQUES」とはフランス語でキリスト教の「復活祭(イースター)」を意味します。ジャックデュランのラインナップの中でも最もアイコニックな存在であり、丸みを帯びたオーバル型のレンズシェイプと、印象的なキーホール型ブリッジが特徴です。マット仕上げのアセテートフレームが、フレンチクラシックな雰囲気を醸し出します。

PAQUES 506 ── アジア向けに最適化されたモデル

坂本龍一さんが特に好んで着用されていたのが、この「PAQUES 506」です。506は、後述するヨーロッパ向けの「106」をベースに、アジア人の顔立ちに合わせてフィッティングを最適化したモデルです。

最も大きな違いはノーズパッドの高さ。アジア人は欧米人に比べて鼻骨が低い傾向があるため、506ではノーズパッドが106より2mm高く設計されています。また、ブリッジ幅も106の26mmに対して506は23mmと狭く、鼻にしっかり乗りやすい構造になっています。一方でレンズ横幅は2mm大きい44mmとなっており、全体として「アジア人がより快適に、より自然に着用できる」ように細部まで計算されています。

レンズシェイプも506は楕円に近い丸みがあり、高いブリッジラインと低いヨロイ(智)のラインのバランスが相まって、垂れ目的な優しい雰囲気を生み出します。それでいて太いブリッジが力強さも加えており、「優しさと存在感の調和」とも言うべき独特の印象を持っています。

506のスペック(参考):レンズ横幅 44mm / レンズ縦幅 38mm / ブリッジ幅 23mm / フレーム横幅 133mm / テンプル長 145mm

坂本龍一さんが着用されていたカラーは主に3色です。

  • col.002(マットブラック):最も定番かつ人気のカラー。凛とした知性的な雰囲気。
  • col.021(トーキョーべっ甲):温かみのある茶系トーン。日本向けに開発されたカラー名が印象的。
  • col.001(ライトハバナ):現在は廃番。希少性から中古市場でも注目されるカラー。

坂本さんの愛用が広く知られるようになって以降、506は慢性的な品薄・予約待ち状態が続くほどの人気モデルとなりました。

PAQUES 106 ── ヨーロッパ向けのオリジナルモデル

「PAQUES 106」は506の「ベースとなったオリジナルモデル」です。506と外観は似ていますが、骨格が異なります。ブリッジ幅が26mmとやや広く、レンズ横幅も42mmとコンパクト。ヨロイのラインが高めで、全体的にシャープですっきりとした印象を与えます。

坂本龍一さんが実際に着用されていたのはメインは506ですが、106も愛用されていたとされており、両モデルは坂本さんのトレードマーク的な存在です。「106の方がシャープで知的に見える」「506の方がナチュラルで掛けやすい」といった使い分けをするファンも少なくありません。

106のスペック(参考):レンズ横幅 42mm / レンズ縦幅 38mm / ブリッジ幅 26mm / フレーム横幅 133mm / テンプル長 145mm

なお、2023年末頃に106はデザインが微妙に改良され、わずかに柔らかい印象となりました。

PAQUES 106
PAQUES 106
PAQUES 506
PAQUES 506
PAQUES 506PAQUES 106
対象アジア向けヨーロッパ向け(オリジナル)
レンズ横幅44mm42mm
レンズ縦幅38mm38mm
ブリッジ幅23mm26mm
フレーム横幅133mm133mm
テンプル長145mm145mm
ノーズパッド高め(106比+2mm)標準
レンズシェイプ楕円に近い丸み・垂れ目的すっきりシャープ
印象優しさと存在感の調和知的・シャープ
坂本龍一愛用メインで着用着用あり

PAQUESに見る「アジア向けモデル」という思想

PAQUES 506のように、ジャックデュランはヨーロッパのブランドでありながら、アジア市場──特に日本市場──を意識したモデルを積極的に展開してきた珍しいブランドです。506のアジアフィット仕様はその最たる例ですが、こうした「顔立ちに合わせたフィッティングの最適化」こそが、日本人愛好家からの強い支持を得ている理由のひとつです。

一般的に、欧米ブランドの眼鏡をそのまま日本人が着用すると、鼻が低いためにメガネが下がってきたり、まつ毛にレンズが当たったりといったフィッティングの問題が生じやすいです。ジャックデュランの506はその課題を設計段階から解消しており、日本市場で高く評価される理由がよく分かります。

もちろん、506でも鼻の高さによっては調整が必要なケースもあり、多くのメガネ専門店でノーズパッドの交換や鼻盛り加工に対応しています。購入の際はぜひ専門店でのフィッティング調整を活用してください。


ジャックデュランの人気モデル

PAQUESシリーズ以外にも、ジャックデュランには個性的な人気モデルが多数存在します。ここでは代表的なものを紹介します。

LAZARUS 355

2023年秋冬コレクションで発表されたモデル。PAQUES 106をひとまわり大きくしたようなデザインで、顔の大きい方や存在感を求める方に向いています。男性はもちろん、女性がオーバーサイズで着用しても映えるフレームです。
スペック:レンズ横幅 46mm / レンズ縦幅 40mm / ブリッジ幅 28mm / フレーム横幅 142mm

PRASLIN 248

ジャックデュランらしいクラシックなオーバル型をベースにしたモデル。シンプルながら細部の造形にこだわりが詰まっており、PAQUES以外のジャックデュランを試してみたいという方に人気のモデルです。

LEVANT 168

スクエアよりのシェイプを持つモデルで、知的でシャープな印象を求める方に支持されています。PAQUESの丸みとは対照的に、直線的なラインが特徴的です。

その他のモデル

ジャックデュランはこれまでに300を超えるモデルをリリースしており、その幅広いラインナップの中にはレアカラーや廃番モデルも多数存在します。コレクターにとっては宝探しのような楽しさがあるブランドでもあります。


ジャックデュランの買取について

ジャックデュランは日本国内の正規取扱店が限られており、また1点1点ハンドメイドで生産本数が少ないため、中古市場でも一定の需要があります。特に以下のような条件のフレームは買取評価が高くなりやすいです。

  • PAQUES 506・106:坂本龍一さん着用モデルとして特に知名度が高く、需要が安定しています。
  • 廃番カラー(col.001 ライトハバナなど):入手困難なため、状態が良ければ高評価になることがあります。
  • ケース・保証書付き:付属品が揃っているほど査定額は上がります。
  • フレームの状態:傷や歪みが少ないほど評価が高くなります。

「使わなくなったジャックデュランがある」「モデルを買い換えたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。ブランドメガネの買取経験が豊富なスタッフが、適正な価格でお買取りします。


まとめ

ジャックデュランは、フランスアイウェア界のレジェンドが「Timeless」というコンセプトのもとに生み出した、妥協なき眼鏡ブランドです。坂本龍一さんが晩年まで愛し続けたPAQUES 506・106はその代名詞的存在であり、アジア人の顔立ちに最適化された506の設計思想は、日本のメガネファンから熱い支持を集めています。

シンプルに見えてじつは奥深い。持てば持つほどその良さが染み渡る。そんなジャックデュランのアイウェアは、真のメガネ好きが行き着く一本として、これからも多くの人に愛され続けるでしょう。

もし手放すご予定のジャックデュランがございましたら、ぜひ当店の買取サービスをご検討ください。


ジャックデュラン PAQUES 506と106の違いは?

506はアジア人向けにブリッジ幅を3mm狭く(23mm)、ノーズパッドを2mm高く設計したモデルです。レンズ横幅も2mm大きい44mmで、日本人の顔立ちに自然にフィットします。

坂本龍一が使っていたジャックデュランのモデルは?

主にPAQUES 506(col.002マットブラック・col.021トーキョーべっ甲)を愛用されていました。PAQUES 106も着用されていたとされています。

ジャックデュランはどこで買取してもらえますか?

買取クラシック仙台では宅配買取で全国対応しています。モデルによって金額が異なりますのでお気軽にご相談くださいませ。

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